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外壁塗装の艶あり・艶なしの違いとは?5段階の種類・メリット・選び方を徹底解説
2026.07.23
塗装の豆知識

「外壁塗装は艶ありと艶なし、どちらを選べばいいのか分からない」「艶ありにすると安っぽく見えないか心配」「艶なしは汚れやすいと聞いて不安」と感じている方は多いのではないでしょうか。
外壁塗装の艶は、仕上がりの印象を大きく左右するだけでなく、防汚性や耐久性、メンテナンス性にも関わる要素です。
艶あり・艶なしのどちらにも特徴と注意点があり、外壁材・周辺環境・好み・塗り替えサイクルを踏まえて選ぶことが大切です。どちらが正解というものではなく、判断材料を整理して比較することが、後悔しない外壁塗装につながります。
この記事では、外壁塗装の艶の基本、艶の5段階の種類、艶あり・艶なしの違いとメリット・デメリット、迷ったときの選び方、大分市の気候を踏まえた考え方まで、わかりやすく解説しました。
外壁塗装全体の流れや基礎知識から知りたい方は、外壁塗装の全知識も参考にしてください。また、艶だけでなく塗料の種類から比較したい方は、塗料選びの基本として外壁塗装に使う塗料の種類と特徴も確認しておくと判断しやすくなります。
外壁塗装の「艶」とは?5段階の種類を解説

まずは艶の基本と種類について整理していきましょう。
外壁塗装の艶とは、塗膜表面の光沢のこと
外壁塗装の艶とは、塗膜の表面に光が当たったときに反射してできる光沢のことです。艶が強いほど表面はなめらかで光を反射しやすく、艶が弱いほどマットで落ち着いた質感に仕上がります。
※塗膜=塗料が乾いて固まった膜のこと。外壁を雨や紫外線から守る役割を担っています。
艶の違いによって、見た目の印象だけでなく、汚れの付きにくさや塗料の性能の出方にも差が生じる場合があります。そのため、色選びと同じくらい艶選びも大切です。
艶の種類は一般的に5段階

外壁塗装の艶は、一般的に次の5段階に分けられます。
全艶(つやあり):光沢が最も強く、表面がツヤツヤと輝く仕上がり
7分艶:全艶よりやや艶を抑えた仕上がり
5分艶(半艶):艶ありと艶なしの中間的な質感
3分艶:艶を控えめに抑え、落ち着いた印象になる
艶消し(マット):光沢をほぼ感じない、しっとりとした仕上がり
艶の段階が下がるほど光の反射が抑えられ、落ち着いた雰囲気に仕上がります。逆に全艶に近づくほど、明るく華やかな印象になりやすいです。
光沢度の目安
艶の強さは「グロス値」と呼ばれる数値で表されることがあります。あくまで目安ですが、全艶はグロス値70以上、艶消しはグロス値5以下が基準とされることが一般的です。中間の7分艶・5分艶・3分艶は、それぞれの間に位置します。
ただし、グロス値の基準は塗料メーカーや製品によって異なります。同じ「5分艶」と表記されていても、製品によって見え方が変わることがあるため、実際のサンプル板で確認しましょう。
艶は艶消し剤で調整されることがある
塗料メーカーによっては、全艶の塗料に「艶消し剤」を混合して艶を調整するケースがあります。同じ塗料でも、艶あり・7分艶・5分艶・3分艶・艶消しと複数のバリエーションが用意されていることも珍しくありません。
ただし、艶を落とすために艶消し剤を加えると、塗料本来の耐久性や防汚性に影響が出る場合があります。すべての塗料に当てはまるわけではありませんが、艶を抑えた塗料を選ぶ際には、艶消しの状態でどの程度の性能を発揮するのか、事前に確認しておきましょう。
艶あり(全艶・7分艶)のメリット・デメリット

艶ありの特徴をメリットとデメリットの両面から見ていきましょう。
艶ありのメリット1|汚れや雨水を弾きやすい
艶ありの特徴の一つは、塗膜表面が比較的なめらかで、雨水や汚れが付着しにくいことです。表面がツルッとしているため、ホコリや排気ガス由来の汚れが定着しにくく、雨水で自然に流れ落ちやすくなります。
大分市のように雨や湿気の影響を受けやすい地域では、防汚性を重視する方に艶ありはおすすめです。コケや藻が発生しやすい立地でも、艶ありの塗膜であれば付着のリスクを抑えやすくなります。
艶ありのメリット2|耐久性を保ちやすい傾向がある
同じ塗料グレードで比較した場合、艶ありの方が塗料本来の性能を発揮しやすいケースがあります。艶消し剤を加えていないぶん、塗料が持つ耐候性や防水性をそのまま活かしやすくなるためです。
艶だけでなく、塗料ごとの耐久年数や塗り替え時期も知りたい方は、外壁塗装の塗り替えサイクルと時期も参考にしてください。
ただし、耐久性は塗料の種類・下地状態・施工品質にも左右されます。艶ありだから必ず長持ちするというわけではなく、複数の要素を合わせて判断することが大切です。
艶ありのデメリット1|反射が強く見えることがある
艶ありの注意点として、日当たりのよい面では光沢が強く出て、周囲の家と比べて目立つことがあります。特に南面や西面など、日差しを長時間受ける場所では、艶の反射が想像以上に強く感じられる場合があります。
また、濃い色や黒系の外壁では、艶が強調されやすいです。チャコールやネイビーなど深い色を選ぶ場合は、全艶ではなく7分艶や5分艶にすることで、落ち着いた印象に調整しやすくなります。
艶ありのデメリット2|家の雰囲気によっては安っぽく見えることがある
和風住宅や築年数のある住宅では、強い艶が建物の雰囲気に合わない場合があります。木材や塗壁の風合いを活かしたい住宅では、艶が強すぎると人工的な印象になってしまうかもしれません。
建物全体の落ち着きを保ちたい場合は、全艶ではなく7分艶・5分艶・3分艶を選択肢に入れると、防汚性と質感のバランスを取りやすくなります。
艶なし(マット・3分艶)のメリット・デメリット

艶なしのメリットとデメリットを順番に見ていきましょう。
艶なしのメリット1|上品で落ち着いた印象になる
艶なしの魅力は、光の反射が少なく、自然で落ち着いた外観に仕上がることです。マットな質感は高級感を演出しやすく、重厚感や品の良い仕上がりになります。
派手さを抑えながら、しっかりとした存在感のある外観にしたい方には、艶なしや3分艶が向いています。光沢を抑えることで、塗装した直後から「塗りたて感」が強く出にくく、自然に街並みに溶け込みやすいです。
艶なしのメリット2|和風住宅や自然の多い地域と相性がよい
和風建築・塗壁調の外壁・自然の多いエリアでは、艶を抑えた仕上がりの方がなじみやすいです。光沢が控えめなことで、瓦屋根や木部、植栽とのバランスが取りやすくなります。
大分市周辺でも、田園地帯や緑の多い住宅地、和の雰囲気を大切にしたい住宅では、3分艶や艶消しが選ばれることも多いです。周囲の景観とのバランスを重視する場合は、艶を抑える選択も十分に価値があります。
艶なしのデメリット1|汚れが付きやすい場合がある
艶なしのデメリットとして、艶ありと比べると表面がざらつきやすく、ホコリや排気ガス汚れが付着しやすい場合があります。表面の凹凸に汚れが入り込みやすく、雨水で流れ落ちにくくなる傾向もあります。
道路沿いや湿気がこもりやすい立地、車の往来が多い場所では注意しないといけません。艶なしを選ぶ場合は、防汚機能を備えた塗料と組み合わせるなど、汚れ対策を意識した選定がおすすめです。
艶なしのデメリット2|耐久性に差が出る場合がある
艶消し剤を加えて艶を調整している塗料の場合、塗料本来の耐久性に影響が出るケースもあります。同じ塗料でも、全艶よりも艶消しの方が耐用年数がやや短くなる場合があります。
ただし、すべての艶なし塗料が耐久性に劣るわけではありません。近年は艶を抑えながら高い耐候性を保つ塗料も開発されています。製品ごとの仕様を確認し、艶と耐久性のバランスを見ながら選ぶことが大切です。
迷ったときの選び方|3つのチェックポイント
艶あり・艶なしのどちらが向いているのかは、好みだけで決めると後悔しやすいです。外壁材・周辺環境・塗り替えサイクルといった視点から、自宅に合う艶を判断していきましょう。
① 外壁の素材・現状から考える
まずは外壁の素材と現状を確認しましょう。サイディング外壁の場合、既存の色・柄・デザインとの相性を見ながら艶を選ぶことが大切です。タイル調や石目調のサイディングでは、艶を抑えた方が素材感を活かしやすいケースもあります。
塗壁調やモルタル外壁では、艶を抑えた方が自然な質感に見えることが多いです。逆に金属サイディングや凹凸の少ない外壁では、艶ありがクリーンな印象を引き立てやすくなります。
サイディング外壁の場合は、外壁材の柄や劣化状態も踏まえて選ぶ必要があります。詳しくは、サイディング外壁に合う艶・塗料の選び方も参考にしてください。
既存外壁の劣化状況によっては、艶以前に下地補修や塗料選びが重要になります。チョーキング現象やひび割れが進んでいる場合は、まず建物診断で状態を確認することから始めましょう。
※チョーキング現象=外壁を触ると白い粉が手につく現象。塗膜の防水機能が低下しているサインの一つ。
② 周辺環境・景観から考える
次に意識したいのが、周辺環境と景観とのバランスです。住宅街では、艶が強すぎると周囲の家から浮いて見える場合があります。自宅に合う艶のイメージをつかむために、他の住宅外壁の質感を観察してみてください。
自然の多い地域や和風住宅の多いエリアでは、3分艶や艶消しがなじみやすいこともあります。緑や山並みを背景にした住宅では、艶を抑えた仕上がりの方が落ち着いた印象を与えやすいです。
一方、道路沿い・湿気が多い場所・汚れが付きやすい環境では、防汚性も考慮しないといけません。立地条件が厳しい場合は、艶あり寄りの仕上がりを選ぶことで、外壁の美観を保ちやすくなります。
③ 塗り替えサイクル・コストから考える
長持ちやメンテナンス性を重視するなら、艶ありや7分艶がおすすめです。汚れが付きにくく、塗料本来の性能を発揮しやすいため、次の塗り替えまでの間隔を保ちやすくなります。
見た目の落ち着きを重視するなら、5分艶・3分艶・艶消しも価値ありです。デザイン性を取るか、メンテナンス性を取るかで、選ぶべき艶の段階が変わってきます。
ただし、艶だけで耐久性が決まるわけではありません。塗料グレード・施工品質・下地処理を含めて総合的に判断することが、後悔しない外壁塗装につながります。
色選びとの組み合わせも重要
同じ色でも、艶の有無で見え方は大きく変わります。白・ベージュ・グレーなどの人気色でも、艶が強いと明るく華やかに見え、艶を抑えると落ち着いた印象になります。
たとえば、人気色のブロークンホワイトやニュートラルホワイトでも、全艶にすると清潔感が強調され、3分艶にすると上品でやわらかな印象になるのです。チャコールのような濃い色は、艶を抑えることで重厚感が増し、艶ありにすると都会的な印象が強まります。
艶と色の組み合わせで迷う方は、艶と相性のいい外壁カラーランキングも参考にしながら、仕上がりの印象を確認してみましょう。
実際の見た目はサンプル板・カラーシミュレーションで確認する
小さな色見本だけでは、実際の外壁に塗ったときの印象と差が出ることがあります。これは「面積効果」と呼ばれる視覚的な現象で、塗る面積が大きくなるほど、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見えやすくなるものです。
A4サイズ以上のサンプル板を屋外で確認し、日なたと日陰での見え方を比べましょう。同じ艶の塗料でも、光の当たり方によって印象が変わるため、晴れの日と曇りの日の両方で見比べると安心です。
カラーシミュレーションも活用し、家全体のバランスを確認しておきましょう。実際の仕上がりをイメージしたい方は、カラーシミュレーションで艶の仕上がりを確認する方法も参考にしてください。
大分市の気候で艶あり・艶なしどちらがおすすめ?

地域の気候特性を踏まえて、艶あり・艶なしのどちらが向いているのか考えていきましょう。
雨量・湿度が高い地域では防汚性を意識する
大分市のように雨や湿気が多い環境では、外壁に汚れ・カビ・コケが付きやすくなります。湿気がこもりやすい北面や、日当たりが弱い場所では、特に注意しないといけません。
防汚性を重視するなら、艶あり・7分艶などが候補になりやすいです。表面がなめらかな艶ありの塗膜は、雨水で汚れを洗い流す自浄作用を発揮しやすく、美観を保ちやすくなる傾向があります。
また、海に近い地域では潮風の影響も加わるため、防汚性と耐候性の両方を備えた塗料を艶あり仕上げで選ぶと、立地条件に対応しやすいです。
ただし、見た目重視なら艶を抑える選択もある
艶が強すぎると、住宅の雰囲気によっては違和感が出る場合があります。和風住宅や落ち着いた色味の住宅では、全艶にすると人工的な印象になってしまうこともあります。
落ち着いた印象にしたい場合は、5分艶・3分艶を選ぶことで、防汚性とデザイン性のバランスを取りやすいです。完全な艶消しまでいかなくても、艶を少し抑えるだけで上品な仕上がりに調整できます。
ご自宅の雰囲気を大切にしながら、汚れにくさもある程度確保したいという方には、5分艶や7分艶が現実的です。
大分市周辺では「サンプル板確認」が特に重要
大分市周辺は日差しの強さや湿気、周辺環境によって外壁の見え方が変わります。室内で見る色見本だけでなく、屋外でサンプル板を確認し、光の当たり方による艶の見え方を比べることが大切です。
朝・昼・夕方で太陽の角度が変わると、同じ艶でも印象が変化します。また、晴れの日と曇りの日でも見え方は異なります。塗装後のギャップを減らすため、できる限り複数のタイミングで確認しましょう。
プロタイムズ大分大道店(株式会社佐藤塗工)のショールームでは、A4サイズの大きな色見本板を外壁色・屋根色の全色取り揃えています。自然光が差し込む窓辺の席でじっくりと艶や色を比較していただけます。
まとめ:艶あり・艶なしで迷ったら、まずサンプル板で確認しよう
外壁塗装の艶は、見た目だけでなく、防汚性・耐久性・メンテナンス性にも関わる要素です。艶は主に5段階あり、艶ありは汚れにくさや耐久性で有利になりやすく、艶なしは上品で落ち着いた印象に仕上がりやすい特徴があります。
大分市のように雨や湿気が多い地域では、防汚性も意識して選ぶことが大切です。一方で、住宅の雰囲気や周辺環境を考えると、艶を抑えた選択が合うケースもあります。迷ったときはサンプル板やカラーシミュレーションで確認し、最終的には建物の状態を見たうえで塗装会社に相談することをおすすめします。
塗装会社を選ぶ際は、見積もりの内訳や使用塗料の説明、保証内容・範囲・免責事項などを確認し、複数社で比較検討することが、判断材料を整理する一つの目安となります。艶の仕上がりで後悔しないためにも、艶の違いや塗料の特徴を丁寧に説明してくれる相談先を選ぶことが大切です。詳しくは、艶の仕上がりに詳しい業者の選び方も参考にしてください。
大分市周辺で外壁塗装の艶あり・艶なしに迷っている方は、プロタイムズ大分大道店(株式会社佐藤塗工)へご相談ください。建物の外壁材や劣化状況、周辺環境を確認したうえで、艶の種類や塗料の選び方、サンプル板での仕上がり確認まで丁寧にご提案します。




















