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外壁塗装と屋根塗装を同時施工するメリットと費用|足場代節約の目安と注意点を解説
2026.09.03
塗装の豆知識

「外壁も屋根も傷みが気になるけれど、両方一度に工事したら費用が高くなりそうで不安」「別々に塗るより、まとめて依頼したほうが費用を抑えられるのだろうか」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。特に築10〜15年程度を過ぎた住宅では、外壁と屋根の劣化サインが同じ時期に現れることも珍しくなく、どちらから手を付けるべきか判断に迷うケースも見られます。
外壁塗装と屋根塗装を同時施工することで、足場費用を1回分にまとめられ、工期を集約しやすくなるため、総費用を抑えられる可能性があります。ただし、劣化の進行状況や確保できる予算によっては、必ずしも同時施工が最適な選択とは限らず、片方の劣化が著しい場合は工事を分けて優先度の高い箇所から進める判断が必要になることもあります。
この記事では、外壁塗装と屋根塗装の同時施工について、次の内容を分かりやすく解説します。
●同時施工で得られる主なメリット
●単独施工と同時施工の費用目安の違い
●同時施工が向いているケース・向いていないケース
●見積りで確認すべき5つのポイント
●大分市での外壁・屋根同時施工の実例
建物の状態や屋根材によって必要な工事範囲は異なるため、最終的には現地調査と見積り内容の確認が欠かせません。まずは外壁塗装全体の費用や工事内容を把握したい方は、外壁塗装の全知識もあわせてご覧ください。
外壁と屋根を同時施工するメリット3つ

外壁塗装と屋根塗装を同時に行う最大の利点は、足場費用を1回分にまとめられることです。それ以外にも、工期の集約や次回メンテナンス計画のしやすさなど、費用面だけでは見えにくいメリットがあります。ここでは、代表的な3つのメリットを整理します。
足場費用を1回分にまとめられる
戸建て住宅の外壁塗装・屋根塗装では、いずれの工事でも作業員の安全確保のために足場の設置が必要になります。足場費用の目安は10〜30万円程度で、外壁と屋根を別々の時期に施工すると、足場費用を2回負担しなければなりません。
一方、同時施工であれば足場は1回分で済むため、単純計算でも10〜30万円程度の節約につながる可能性があります。近年は資材価格や人件費の上昇もあり、足場費用の重複を避けることは、家計への負担軽減という観点で意味のある選択肢の1つといえます。
足場代をどの程度抑えられるかは建物の形状や規模によっても変わるため、見積り時に足場費用の内訳を確認しておくと判断しやすくなります。
工期を集約でき、生活への影響を短くしやすい
足場の設置・解体は、それぞれ半日〜1日程度かかることが一般的です。外壁と屋根を別日程で工事する場合、設置・解体の作業が2回発生し、そのたびに騒音や作業車の出入りが生じます。洗濯物を外に干しにくい期間や、窓を開けにくい期間も、工事のたびに発生することになります。
同時施工であれば、こうした作業を1回にまとめられるため、工事全体を集約しやすくなります。共働きのご家庭や、来客の予定を調整したい方にとっても、生活への影響を短くしやすい点は同時施工の利点の1つです。工期の目安は建物の規模や劣化状況によって異なるため、事前に工程表で確認しておくと安心です。
次回メンテナンスの計画を立てやすい
外壁と屋根で塗料の耐久年数を近づけて選ぶと、次回の塗り替え時期を揃えやすくなります。一般的に、シリコン系塗料は10〜15年、フッ素系塗料は15〜20年程度が耐用年数の目安とされていますが、実際の年数は施工環境や建物の状態によって変わります。将来的にも、外壁と屋根のメンテナンス時期が重なれば、再び足場を1回分にまとめられる可能性があります。
また、外壁塗装・屋根塗装には塗料メーカーや工事内容によって保証が付くことが一般的ですが、保証の対象範囲や年数は工事内容ごとに異なります。同時施工の場合でも、外壁と屋根で保証条件が別々に設定されるケースがあるため、保証内容・範囲・免責事項を見積り時に確認しておくことが重要です。
次回のメンテナンス計画を立てる際は、今回使用する塗料の耐用年数の目安もあわせて把握しておくと、今後の資金計画にも役立ちます。
費用の目安(単独施工 vs 同時施工の比較)

同時施工は足場費用をまとめられる分、別々に施工するより総額を抑えられる可能性があります。ここでは、外壁のみ・屋根のみ・同時施工、それぞれの費用目安を確認しながら、比較の考え方を整理します。
外壁塗装のみの費用目安
一般的な戸建て住宅(30坪前後)で、外壁塗装のみを行う場合の費用目安は、足場・高圧洗浄・付帯部込みで80〜130万円程度です。
費用は建物の大きさ、外壁面積、下地補修の必要性、シーリング工事(外壁の目地に充填する防水材の打ち替えなど)の範囲、使用する塗料の種類によって変動します。塗料はシリコン系・フッ素系・無機系など複数のグレードがあり、耐久年数が長いほど価格も上がる傾向にあります。
一般的な目安として、シリコン系は10〜15年、フッ素系は15〜20年、無機系は20〜25年程度とされていますが、実際の耐用年数は施工環境や建物の状態によって変わります。
塗料選びの詳細は、外壁塗装の費用相場と塗料の選び方もあわせて参考にしてください。
30坪前後の住宅を例にすると、同じ坪数でも建物の形状によって塗装面積は異なるため、費用も変わります。坪数別の内訳を詳しく知りたい方は、大分市 30坪の外壁塗装費用の内訳をご確認ください。
屋根塗装のみの費用目安

屋根塗装のみを行う場合、一般的な戸建て住宅では29〜56万円程度が目安です。ただし、屋根材(スレート・金属屋根・セメント瓦など)、屋根面積、屋根の勾配、劣化状態、必要な補修の有無によって費用は変わります。
屋根は外壁と比べて劣化の進行が目視で分かりにくいため、色あせやコケの発生など初期サインの段階で点検を依頼することも検討材料になります。
屋根塗装の必要性やメンテナンス時期、費用の考え方については、屋根塗装の基礎知識(必要性・時期・費用)でも解説しています。
屋根面積や住宅の坪数によって費用に差が出るため、詳しい相場を把握したい方は、大分市の屋根塗装費用相場(坪数別)もご覧ください。
外壁・屋根の同時施工の費用目安
外壁と屋根を同時施工する場合、一般的な戸建て住宅で120〜180万円前後が目安です。単純に外壁と屋根の単独施工費用を足すよりも、足場費用を1回分にまとめられる分、10〜30万円程度の節約につながる可能性があります。
足場費用の内訳や見積り時のチェック方法については、足場費用の相場と見積りチェックポイントでも詳しく紹介しているため、参考にしてください。
金額はあくまで目安であり、外壁・屋根の面積、劣化状況、補修内容、使用塗料、付帯部(雨樋・破風・軒天など)の工事範囲によって大きく変わります。総額だけを見るのではなく、足場・高圧洗浄・下地補修・塗装回数(下塗り・中塗り・上塗り)・保証の有無まで含めて確認することが、費用比較のポイントです。
なお、経年劣化による塗装工事は火災保険の対象外とされているため、保険の適用を前提にした費用計画は避け、正式な金額は現地調査後の見積りで確認することをおすすめします。
同時施工が向いているケース・向いていないケース
「同時施工なら必ずお得」というわけではありません。外壁と屋根のメンテナンス時期が近い住宅では検討しやすい一方、劣化の緊急性や予算によっては、工事を分ける判断が必要な場合もあります。
判断に迷う場合は、まず現地調査を受けて、外壁・屋根それぞれの劣化状況を客観的に把握することから始めると検討しやすくなります。
同時施工が向いているケース
次のような住宅では、外壁塗装と屋根塗装の同時施工を検討しやすいといえます。
・外壁と屋根の塗装時期が近く、両方とも10~15年程度のメンテナンス周期が重なっている
・外壁・屋根ともに軽度~中程度の劣化サイン(チョーキング、色あせ、軽微なひび割れなど)が出ている
・将来的に足場費用を何度も負担したくないと考えている
・まとまった予算を確保でき、一度で工事を終わらせたいと考えている
チョーキング現象とは、外壁を手で触ると白い粉のような塗料成分が付着する状態のことで、塗膜の劣化サインの1つです。こうした症状が外壁・屋根の両方に見られる場合は、同時施工のタイミングとして検討しやすい時期といえます。
外壁塗装と屋根塗装を別々に進めるべきケース
次のような場合は、工事を分けて考える判断も必要です。
・屋根または外壁のどちらか片方の劣化が著しく、雨漏りや大きなひび割れなど早急な補修が必要である
・予算に制約があり、まとまった費用を一度に確保するのが難しい
・もう一方の外壁または屋根が新しく、塗り替え時期にまだ余裕がある
屋根から雨水が浸入している状況で、外壁の塗装時期を待って同時施工にすると、その間に建物内部の劣化が進んでしまう恐れがあります。この場合は、劣化が進んでいる箇所を優先して先に工事する判断が現実的です。
また、予算の都合で工事を分ける場合も、劣化の進行度を確認し、優先度の高い箇所から段階的に施工していく考え方があります。同時施工の可否は、外壁・屋根の見た目だけでなく、ひび割れ、塗膜の剥がれ、サビ、シーリングの傷み、コケや藻の繁殖状況まで含めて、総合的に判断することが大切です。
自身での判断が難しい場合は、無料診断を利用して現在の劣化状況を確認するのも1つの方法です。
見積りで確認すべき5つのポイント

同時施工の見積りを取る際は、総額だけでなく、工事内容と保証範囲まで比較することが重要です。安さだけで塗装会社を選ぶと、必要な工程が省かれていたり、後から追加費用が発生したりすることもあります。ここでは、確認しておきたい5つのポイントを紹介します。
目安として2〜3社程度から見積りを取り、内容を比較しながら検討を進める方法もあります。
工事項目ごとに費用が分かれて記載されているか
見積書に「外壁塗装工事一式」といった表記だけで金額が記載されている場合、内訳が分からず、何にどれだけ費用がかかっているのかを判断しにくくなります。外壁・屋根・付帯部・足場・高圧洗浄・補修費用が、それぞれ項目ごとに分けて記載されているかを確認しましょう。
特に同時施工では、外壁部分と屋根部分の費用が別々に整理されていることが確認のポイントです。材料費と施工費が分けて記載されていれば、内訳を把握しやすい見積書といえます。複数社から見積りを取り、同じ工事範囲・同じ塗料グレードで比較すると、金額の妥当性を判断しやすくなります。
使用する塗料の情報が明記されているか
使用する塗料名、塗料メーカー、塗装回数、下塗り材が明記されているかを確認します。記載があいまいな場合は、契約前に担当者へ具体的な製品名を確認しておくと安心です。
※下塗り材=プライマーやシーラーなど、上塗り塗料の密着性を高めるための下地用塗料。
同じ「シリコン塗料」でもメーカーやグレードによって耐久年数や価格は異なります。塗料名まで具体的に記載されていれば、メーカーの公式情報で性能を確認することも可能です。塗装回数は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本となるため、この工程が省かれていないかもチェックしましょう。
塗装面積の算出方法が示されているか
塗装面積は、費用を左右する重要な要素です。同じ坪数でも建物の形状によって外壁面積・屋根面積は異なるため、坪単価だけで金額を提示されている見積りは、内訳を把握しにくくなります。
塗装面積は、建物の図面や現地での実測をもとに算出する方法が一般的です。見積り時に、どのような方法で塗装面積を算出したのかを確認できると、費用の妥当性を判断しやすくなります。
工期と施工スケジュールが具体的か
外壁と屋根の同時施工では、一般的な戸建て住宅で概ね3週間程度の工期を要します。見積書や工事工程表に、着工日から完了予定日までのスケジュールが具体的に示されているかを確認しましょう。
塗装工事は「気温5℃以上・湿度85%以下」といった施工条件があり、雨天時には作業を止める必要があります。天候によって日程が延びる可能性があることも、事前に説明を受けておくと安心です。
保証内容と保証範囲が明確か
外壁と屋根の同時施工でも、保証内容は外壁と屋根で別々に設定されるのが一般的です。保証対象(塗膜の剥がれ、色あせなど)、保証期間、保証を受けるための条件、免責事項を確認しましょう。
塗装工事の保証には、施工店が施工不良に対して行う「工事保証」と、塗料メーカーが塗料の欠陥に対して行う「製品保証」があります。それぞれの対象範囲と期間を見積り時に確認しておくことが、後々のトラブル防止につながります。
自治体によっては住宅リフォームに関する補助金・助成金制度が用意されている場合もあるため、対象になるかどうかは自治体の最新情報をご確認ください。
大分市での外壁+屋根同時施工 実例紹介

費用や工事内容だけでは、実際にどのような仕上がりになるのかイメージしにくい部分もあるはずです。ここでは、大分市で実施された外壁・屋根同時施工の実例を通じて、具体的な工事内容を確認できる方法を紹介します。
株式会社佐藤塗工(プロタイムズ大分大道店)の施工日記では、外壁塗装と屋根塗装を同時に実施した事例を写真付きで公開しています。施工前の劣化状態、養生や下地補修の様子、塗装作業の各工程、施工後の仕上がりまで、実際の工事の流れを確認できます。
また、外壁・屋根本体だけでなく、雨樋・破風・軒天などの付帯部を含めた工事範囲、シーリングの打ち替え内容など、見積書だけでは分かりにくい実際の作業内容も掲載中です。外壁・屋根同時施工の施工事例から、実際の事例をご覧いただけます。
実例を確認しても、自宅と同じ条件とは限りません。建物の大きさ、外壁材・屋根材の種類、劣化状況、必要な補修内容は住宅ごとに異なります。
実際に自宅で必要な工事範囲や費用については、現地調査と見積りで確認しないといけません。気になる実例があれば、担当者に直接質問しながら自宅の条件と比較してみるのも参考になります。
足場を有効活用して賢く節約しよう

外壁塗装と屋根塗装の同時施工には、足場費用を1回分にまとめられる、工期を集約しやすい、次回メンテナンスの計画を立てやすいといった利点があります。外壁と屋根のメンテナンス時期が近い住宅では、検討する価値のある選択肢の1つです。
一方で、屋根または外壁のどちらかで劣化が急速に進んでいる場合や、まとまった予算の確保が難しい場合は、優先度の高い箇所から段階的に工事を進める判断も必要になります。「同時施工なら必ず得」と考えるのではなく、建物の状態と予算に応じて、最適なタイミングを見極めることが大切です。
見積りを比較する際は、総額だけで判断せず、足場・補修・塗料・施工範囲・保証内容を項目ごとに確認し、条件をそろえたうえで比較しましょう。塗装会社を選ぶ際のポイントについては、外壁・屋根塗装の同時施工を任せる業者の選び方も参考になります。
大分市で外壁塗装・屋根塗装をご検討中の方は、まず外壁と屋根の状態を確認し、同時施工が適しているかを塗装会社に相談することから始めてみてください。
株式会社佐藤塗工(プロタイムズ大分大道店)の公式ホームページでは、建物診断、費用・プラン、外壁・屋根塗装の施工事例を確認できるため、見積り内容や施工実績を比較する際の判断材料としてご活用いただけます。
外壁や屋根の状態は、見た目だけでは判断が難しい場合もあります。まずは建物診断で現在の状態を確認し、同時施工が適しているかどうかを確認してみませんか。診断結果をもとに、お住まいに合った工事内容をご提案いたします。




















