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アパート外壁塗装の確定申告とは? 修繕費・資本的支出の違いや必要書類を解説
2026.07.13
スタッフブログ
皆さんこんにちは!
佐藤塗工/プロタイムズ大分大道店です。
私たちは大分市を中心に外壁塗装・屋根塗装を行なっている塗装会社です。
アパートの外壁塗装を検討しているオーナーの中には、
「外壁塗装って経費にできるの?」
「修繕費として一括で経費計上できるの?」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は、アパートの外壁塗装費用は、すべて同じ扱いになるわけではありません。
工事の内容や目的によって、「修繕費」と「資本的支出」のどちらに分類されるかが変わり、節税効果や資金計画にも影響します。
そこでこの記事では、外壁塗装費用の確定申告に関する基礎知識とともに、修繕費・資本的支出の違いやメリット・注意点、必要書類について解説します。
アパートの外壁塗装費用は「修繕費」「資本的支出」のどちらになる?

アパートの外壁塗装費用は、確定申告で「修繕費」または「資本的支出」のどちらかに分類されます。
どちらに該当するかによって、経費計上の方法や確定申告での扱いが変わるため、まずはそれぞれの違いを理解しておくことが大切です。
ここでは、修繕費・資本的支出それぞれの基本的な考え方や、判断されやすい工事の例について解説します。
修繕費とは
「修繕費」とは、建物の劣化した部分を補修し、元の状態へ戻すためにかかる費用のことです。
アパートの外壁塗装では、色あせやひび割れの補修、コーキングの打ち替えなど、建物を維持管理する目的の工事が該当します。
修繕費と判断されやすい工事には、以下のようなものがあります。
・ひび割れ補修
・色あせやチョーキング(※1)への対応
・コーキング(※2)の劣化補修
・雨水の浸入を防ぐための補修
・定期的な外壁メンテナンス
※1:外壁を触ると白い粉が付く劣化現象
※2:外壁材の継ぎ目を埋めるゴム状の材料
こうした建物の劣化部分を補修し、元の状態を維持する目的の工事は、修繕費として扱われやすい傾向があります。
また、国税庁の基準では、1回の工事費用が20万円未満の場合など、修繕費として認められやすいケースもあります。
ただし、実際には工事内容や目的も含めて総合的に判断されるため、金額だけで決まるわけではありません。
資本的支出とは
「資本的支出」とは、建物を元の状態に戻すだけでなく、工事によって建物の価値や性能を高めるためにかかる費用のことです。
外壁塗装の場合、通常の塗り替えや補修ではなく、耐久性・防水性・断熱性などを大きく向上させる工事は、資本的支出と判断される可能性があります。
資本的支出と判断されやすい工事には、以下のようなものがあります。
●外壁材の張り替えを伴う大規模改修
●建物の耐用年数を延ばす目的の工事
●防水性や断熱性などを大きく高める塗装工事
●既存よりも明らかに高性能な材料や設備へ変更する工事
●増築や用途変更を伴う工事
このような工事は、建物の性能や価値を高めることが目的であるため、資本的支出として扱われやすい傾向があります。
ただし、遮熱塗料や防水塗料を使ったからといって、必ず資本的支出になるわけではありません。
実際には、工事の目的や施工範囲、建物の状態、使用材料などを踏まえて総合的に判断されます。
外壁塗装では、単なる補修や維持管理を目的とした工事なのか、建物の性能向上を伴う改修なのかによって、「修繕費」と「資本的支出」のどちらに分類されるのかが変わります。
そのため、工事内容や使用する塗料、施工目的などを踏まえて総合的に判断することが重要です。
修繕費と資本的支出は何が違う? 節税効果や注意点を比較

アパートの外壁塗装では、「修繕費」と「資本的支出」のどちらに分類されるかによって、経費計上の方法や節税効果の出方が変わります。
そのため、「どちらの方が節税になるのか」と気になる方も多いでしょう。
ただし、修繕費と資本的支出にはそれぞれ特徴があり、どちらが良いとは一概には言い切れません。
工事内容や今後の賃貸経営によっても踏まえて判断することが大切です。
ここでは、修繕費と資本的支出それぞれの節税効果や経費計上の違い、注意点について解説します。
修繕費の特徴と注意点
修繕費は、支出した年に必要経費として一括計上できる点が特徴です。
そのため、外壁塗装を行なった年の利益を抑えやすく、短期的な節税効果を得やすい処理方法といえます。
建物を元の状態に戻すための工事であれば、修繕費として扱われやすい傾向がありますが、建物の性能を高める工事まで修繕費として計上すると、税務調査で否認される可能性があります。
修繕費として処理する場合は、工事の目的や施工内容が「維持管理」や「原状回復」であることを、見積書や写真などで説明できるようにしておくことが大切です。
資本的支出の特徴と注意点
資本的支出は、支出した年に一括で経費計上するのではなく、減価償却によって複数年に分けて経費化する点が特徴です。
その年だけの節税効果は修繕費より小さくなる場合がありますが、長期的に経費として計上できるため、賃貸経営の収支計画を立てやすい面があります。
ただし、資本的支出として処理する場合は、税務上の耐用年数に応じて、毎年いくら経費計上するのかを継続的に管理しなければなりません。
なお、ここでいう耐用年数は、塗料の寿命ではなく、税務上どれくらいの期間で減価償却するかを判断するための年数を指します。
また、どの工事が資本的支出にあたるかは内容によって変わるため、自己判断せず、税理士や税務署へ確認することが重要です。
修繕費と資本的支出の違い
| 比較項目 | 修繕費 | 資本的支出 |
|---|---|---|
| 経費計上の方法 | 支出した年に一括計上 | 減価償却で複数年に分けて計上 |
| 節税効果 | 短期的に出やすい | 長期的に経費化できる |
| 向いている工事 | 維持管理・原状回復目的 | 性能向上・価値向上目的 |
| 注意点 | 性能向上工事は否認される可能性がある | 資産計上や耐用年数管理が必要 |
このように、修繕費と資本的支出では、経費計上の方法や節税効果の出方、税務上の管理方法が異なります。
また、今後も長期的に賃貸経営を続けるのか、売却を視野に入れているのかによっても、適切な工事内容や費用計上の考え方は変わります。
そのため、外壁塗装の費用区分は、「どちらが節税になるか」だけで判断するのではなく、工事内容や建物の状態、今後の経営計画も含めて総合的に判断することが大切です。
見積書や工事資料をもとに、税理士などの専門家へ確認しながら進めましょう。
アパート外壁塗装の確定申告で必要な書類・資料とは

アパートの外壁塗装を確定申告で適切に処理するためには、工事内容や目的がわかる書類をきちんと保管しておくことが重要です。
特に、修繕費と資本的支出のどちらに該当するかは、見積書や工事資料の内容によって判断される場合があります。
ここでは、確定申告で準備しておきたい書類や、保管時の注意点について解説します。
見積書・請求書・領収書
見積書・請求書・領収書は、工事内容や支出金額を確認するための基本資料となります。
見積書
見積書は、修繕費と資本的支出のどちらに該当するかを判断する際に重要な資料です。
工事項目や使用材料、施工範囲などが具体的に記載されているかを確認しましょう。
・工事内容
・施工箇所
・使用塗料や材料名
・数量や単価
・工事費用の内訳
・工事期間
・施工目的がわかる内容
・会社名、所在地、連絡先
・作成日や見積番号
特に「外壁塗装工事一式」のような曖昧な記載になっていないか注意が必要です。
請求書
請求書は、実際にどのような工事が行なわれ、最終的にいくら支払うことになったのかを確認するための資料です。
見積書との内容に大きな差異がないか、追加工事の内容が反映されているかを確認し、見積書とあわせて保管しておきましょう。
領収書
領収書は、工事費用を支払ったことを証明する資料です。
支払日・支払金額・支払先の会社名などが記載されているかを確認し、請求書とあわせて保管しておくことが大切です。
工事内容や塗装目的がわかる資料
修繕費と資本的支出を判断する際は、「どのような目的で工事を行なったのか」を説明できる資料も重要になります。
特に、建物の劣化状況や施工内容がわかる資料は、税務調査時の説明材料として役立ちます。
保管しておきたい資料には、以下のようなものがあります。
🗂️工事前後の写真
🗂️工事報告書(施工内容や進捗をまとめた書類)
🗂️契約書
🗂️施工内容の説明資料
🗂️使用塗料のカタログ
🗂️塗装会社とのメールや打ち合わせ記録
🗂️劣化診断書や現地調査報告書(建物の劣化状況や調査内容をまとめた資料)
中でも、工事前後の写真や劣化診断書は、「建物を元の状態へ戻すための工事だったのか」を説明しやすくなるため、修繕費として判断する際の参考資料として役立ちます。
また、使用塗料の種類や施工内容によっては、資本的支出として判断される場合もあるため、工事内容がわかる資料はできるだけまとめて保管しておくと安心です。
専門家へ相談しながら進めることが大切
アパートの外壁塗装における確定申告では、修繕費・資本的支出の判断だけでなく、工事内容や見積書の確認まで含めて適切に進めることが重要です。
特に、同じ塗装工事でも施工内容や目的によって税務上の扱いが変わるため、自己判断だけで進めず、税理士や税務署へ確認しながら進めることが大切です。
また、劣化状況に合わない工事を行なうと、将来的に大規模修繕が必要になる可能性もあるため、建物の状態を正しく判断できる塗装会社へ相談することも重要です。
佐藤塗工/プロタイムズ大分大道店では、マンション・アパートの大規模修繕から公共工事まで幅広く対応しており、建物診断を通じて現在の劣化状況や必要な工事をご提案しています。
大分市周辺でアパートの外壁塗装をご検討中のオーナー様は、まずは現地調査・見積もりからお気軽にご相談ください。




















