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「無機塗料」を使った外壁塗装の費用相場|平米単価や1缶の値段の目安はいくら?
2026.06.02
塗装の豆知識
皆さんこんにちは!
佐藤塗工/プロタイムズ大分大道店です。
私たちは大分市を中心に外壁塗装・屋根塗装を行なっている塗装会社です。
「せっかく外壁塗装をするなら長持ちする塗料を選びたい」
そう考えた際に、まず選択肢に入るのが無機塗料です。
ただし、塗料の中でも耐久性などの性能が最高クラスに位置するため、外壁塗装にかかる費用も以下のとおり、かなり高額なものとなっています。
▼「無機塗料」の各相場まとめ
・外壁塗装にかかる費用相場(総額)※:約130万〜180万円
・平米単価の相場(塗料代+施工費):約4,000〜5,500円/㎡
・1缶の値段における相場:約5万~12万円
※30坪(外壁面積 150㎡ほど)の戸建て住宅の例
※上記は「材料費(塗料代)/施工費/足場と飛散防止ネットの設置撤去/高圧洗浄/養生/下地処理/標準的な付帯部の塗装/諸経費」と一般的な外壁塗装の費用項目を含んだ総額
そんな無機塗料だからこそ、
「本当に高いだけの価値はあるのか?」
「無機塗料を選んで後悔しないか?」
と気になっている方は多いと思います。
この記事では、無機塗料の外壁塗装を考えている方に、最新の費用相場や無機塗料を選ぶメリット、おすすめの住宅、選ぶ際の注意点について解説します。
外壁塗装をご検討中の方で、
「無機塗料の費用相場を知りたい」
「塗装会社からもらった無機塗料の見積もり金額が、妥当かどうか調べたい」
「フッ素塗料やシリコン塗料と迷っている(塗料選びで失敗したくない)」
とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
「無機塗料」の外壁塗装にかかる費用相場
無機塗料を使った外壁塗装の費用相場は、約30坪の戸建て住宅(外壁面積が約150㎡の場合)で「約130万〜180万円」が目安となります。
なお、この相場には「塗料代(材料費)」のほかにも、以下の内容が含まれています。
・施工費
・足場と飛散防止ネットの設置撤去費
・高圧洗浄費
・養生費
・下地処理費(コーキングやひび割れの補修、ケレン作業 など)
・一般的な付帯部の塗装費(軒天、破風、鼻隠し、雨樋 など)
・諸経費(廃材処理費、現場管理費 など)
いずれも外壁塗装に含まれる基本的な内容ですが、塗装会社によっては別途費用となる場合もあります。
ちなみに、一般的な外壁塗装の費用相場は「約80万円〜130万円」ほどです。
その他の塗料と比較してもご覧のとおり。
▼「無機塗料/フッ素塗料/シリコン塗料」の費用相場を比較
| 塗料の種類 | 費用の相場 |
|---|---|
| 無機塗料 | 約130万〜180万円 |
| フッ素塗料 | 約110万〜160万円 |
| シリコン塗料 | 約90万〜130万円 |
※30坪の戸建て住宅(外壁面積:約150㎡)の場合
ここからはさらに、無機塗料の相場と見積もりについて深掘りしていきましょう。
平米単価(㎡単価)
外壁塗装における無機塗料の平米単価は「約4,000〜5,500円/㎡」が相場です。
ちなみに、ここでいう平米単価とは、1㎡あたりの塗装にかかる「材料費」と「施工費」を合わせた費用を指します。
外壁塗装ではスタンダードな塗料とされる「シリコン塗料」の平米単価が「約2,300~3,500円/㎡」。
シリコン塗料と無機塗料の間に位置し、よく無機塗料とも比較される「フッ素塗料」の平米単価が「約3,500~5,000円/㎡」なので、その単価の高さがよくわかります。
1缶の値段の目安
無機塗料の1缶の値段は「約5万~12万円」が相場です。
一般的な外壁塗装で使用される缶数※は、戸建て住宅で「2~4缶」ほど。
※下塗り1回+上塗り2回の「3回塗り」の場合
ただし、外壁材の種類や下地の劣化状況によっても、必要となる缶数(塗料の量)は変わります。
(補足-①)無機塗料の塗装費用を左右する要因
ここまで無機塗料の費用相場について見てきましたが、約130万〜180万円とかなり金額に幅があると感じた方は多いのではないでしょうか。
また、お手元の無機塗料の見積もりと比べて、
「うちの見積もりは高い方かも…」
「もしかして費用を高く見積もられている?」
そう思った方もいるかもしれません。
ひとつ注意したいのが、費用相場はあくまで目安に過ぎないということです。
外壁塗装の費用とは、以下のようないくつもの要因によって決められています。
つまり、そもそも住宅ごとに金額の差が大きく出やすいものなのです。
▼外壁塗装の費用を左右する要因
・住宅の大きさ(広いほど塗装や足場の組み立て等の範囲が増える)
・住宅の形状(凹凸が多いと塗装や足場が複雑化する=作業工数が増える)
・使用する塗料(塗料のグレードが高いほど費用も高くなる)
・外壁材の種類(相性の良い下塗り材や塗装の工法が変わる)
・付帯部の塗装範囲(付帯部の塗装箇所が増えるほど費用が高くなる)
・外壁の劣化状況(劣化が進行しているほど下地補修の内容が高額になる)
・地域性(人件費や輸送コストの違いが費用に出る)
・下請け会社の利用(中間マージン=仲介手数料が上乗せされやすい)
・社会情勢の影響(原材料の価格や物流コストの高騰 など)
ここでは特に費用差が出やすい、以下の3つの要素について触れておきたいと思います。
①住宅の大きさ
②付帯部の塗装範囲
③外壁の劣化状況
無機塗料の見積もりが「高いかも?」と感じたらぜひ参考にしてみてください。
【要素①】住宅の大きさ
「住宅の大きさ」は外壁塗装の費用を決める代表的な要素です。
より正確には「塗装をする面積」といったほうがよいかもしれません。塗装する面積が広ければ、それだけ塗料の量が必要になります。
また、足場の組み立て範囲や必要な資材の量も比例して多くなります。
ここで注意したいのが、外壁塗装の見積もりは「塗装面積(=外壁の面積)」で算出されるということです。
わかりやすいように「坪数」で費用相場を紹介することはよくありますが、坪数は塗装面積とは異なり、あくまで延床面積に過ぎません。
外壁の高さや、窓やベランダのような塗装が不要な開口部といったものが考慮されていないため、坪数では正確な塗装面積(外壁塗装の費用)を出すことができないのです。
実際、同じ坪数の住宅でも塗装面積が異なるケースはよくあります。
▼同じ30坪の住宅で塗装面積が異なる例

30坪の住宅Aの塗装面積→ 114.3㎡
30坪の住宅Bの塗装面積→ 312.33㎡
30坪の住宅Cの塗装面積→ 380.3㎡
同じ坪数の見積もりでも、必ずしも相場どおりになるとは限らない点にご注意ください。
【要素②】付帯部の塗装範囲
塗装面積という意味では同じく「付帯部の塗装範囲」も費用を大きく左右する部分です。
付帯部とは、外壁に付属しているパーツの総称で、特に以下で挙げているものは外壁と一緒に塗装されることが多い「定番の付帯部」といえます。
▼代表的な付帯部塗装の例
●軒天(のきてん)
●破風(はふ)
●鼻隠し(はなかくし)
●雨樋(あまどい)
●庇(ひさし)

外壁と付帯部をセットで塗装するのは、外壁の色だけを新しくすると付帯部の色が調和しなかったり、塗装しない付帯部の劣化が悪目立ちしてしまったりするからです。
また、付帯部から雨水が浸入し、雨漏りにつながる例も少なくありません。
そのため、見た目のためだけでなく、メンテナンスのために塗装をする場合も多いです。
とはいえ、住宅によっては付帯部が目立たない場所にあるケースや、そもそも特定の付帯部がないといったケースもあります。
そして、塗装をする付帯部の場所も住宅によってさまざまです。
参考として、過去に当店「佐藤塗工/プロタイムズ大分大道店」が行なった付帯部塗装の例を見てみましょう。
▼当店の付帯部塗装の例
●雨戸/戸袋(とぶくろ)
●ベランダの笠木(かさぎ)
●幕板(まくいた)
●水切り(みずきり)
●基礎部分の巾木(はばき)
●換気扇フード
●玄関扉/門扉
●外塀/花壇
●車庫の屋根やシャッター など

付帯部の塗装は、雨漏りリスクのある箇所を除いて基本的に「任意」です。
「目立たないところにあるから大丈夫」
「劣化が気にならないから今回は塗装しない」
という方もいれば逆に、
「ここは人の目に触れる部分だから、きれいに塗装してほしい」
「ここも外壁の色と合わせておしゃれに塗装したい」
という方もいます。
そういった理由から、付帯部の塗装費用は住宅ごとに異なることがほとんどです。
もちろん、付帯部の塗装範囲が増えれば増えるほど、塗装にかかる費用も高くなります。
ここで重要となるのが、見積もりの中に、
「塗装してもらいたい付帯部は含まれているか」
「不要な付帯部が含まれていないか」
ということです。
塗装費用が安くても、必要な付帯部の塗装が含まれていなければ意味がありません。
逆に、不要な付帯部塗装が含まれていて、高額になっているのも問題です。
見積もりをもらった際は「付帯部の塗装範囲がどこまでか」よく確認することをおすすめします。
【要素③】外壁の劣化状況
外壁塗装の中でも、特に費用を左右する要素が「外壁の劣化状況」です。
なぜなら、劣化の進行具合によって「下地処理」の内容が大きく変わるからです。
「下地処理(下地補修)」とは、塗装の前に下地を整える工程のことで、以下のようなものがあります。
・コーキング(シーリング)の補修
→外壁同士や開口部との間にあるゴム状のものを補修する作業
・ケレン作業
→サビや汚れ、古い塗膜※を除去する作業
・ひび割れの補修
→外壁等のひび割れ箇所を補修する作業
※塗膜(とまく):塗料が硬化することで形成される塗装の膜のこと
▼コーキング(シーリング)を補修する様子

下地処理にかかる費用は、劣化が進行しているほど高額になりやすいです。
例えば、外壁のひび割れ箇所が多かったりすれば、それだけ下地処理の費用も高くなります。
ただし、費用が高くなるからといって、下地処理を工程から外すことはできません。
下地処理は、外壁塗装の仕上がりを左右する重要なものだからです。仮に下地処理を行なわないと、塗料が下地に密着しなかったり、塗膜が早期劣化したりと不具合につながります。
このように、外壁の劣化状況によっては相場よりも見積もりが高くなることは十分にあるため、費用が高額だった場合は下地処理の内容とその内訳に注目してみましょう。
さらに「なぜその下地処理が必要なのか」を塗装会社に尋ねることも大切です。
信頼できる塗装会社であれば、住宅の劣化状況など明確な根拠をもとに、わかりやすく説明してくれるはずです。
【ワンポイント】見積もりが適正価格か判断する方法「相見積もり」
住宅によって外壁塗装の費用は大きく異なります。
そのため、たとえ見積もりが高くても、相場と比べるだけで判断するのは危険です。むしろそれが「適正価格」の可能性もあります。
実際、費用が安い外壁塗装の中には、重要な工程を省略したり、正しい方法で施工しなかったりと、裏で手抜き工事をしている例も少なくありません。
では「無機塗料だから高いのはしょうがない」のでしょうか。
実は、費用が高ければ安心というわけでもないのが、外壁塗装の難しいところです。
不要な付帯部や下地処理など「過剰施工」の可能性もゼロではありません。
そこで見積もりの妥当性を判断するおすすめの方法が、3社程度から相見積もりを取ることです。
相見積もりのメリットは、極端に安い(または高い)塗装会社がわかるだけでなく、複数の見積もりによって、その住宅における平均相場を出せる点にあります。平均相場から大きく外れていなければ、ひとまず妥当な金額と考えてよいでしょう。
また、見積もりの費用項目や内訳を細かく比較すれば、
「雨戸の付帯部塗装が含まれてない」
「断ったはずの換気フードの付帯部塗装が見積もりに入っている」
「下地処理の内容が『一式』だけでよくわからない」
「『諸経費』の項目が異常に高い」
といった施工内容の過不足や違和感にも気づくことができます。
もちろん相見積もりを取る際は、塗料の種類(無機塗料)や付帯部の範囲、下地処理の内容など条件を揃えることを忘れないようにしましょう。
(補足-②)塗装会社ごとに無機塗料の費用が異なる理由
「条件の同じ無機塗料の見積もりなのに塗装会社によって費用が違う」
このようなケースは実は少なくありません。
理由として考えられるのが、以下の5つです。
①塗装面積の違い
②塗料メーカーや製品による違い
③塗布量の違い
④塗り回数の違い
⑤塗装会社による違い
ここからは、無機塗料の費用が塗装会社によって異なる場合に確認したい「5つのポイント」について見ていきましょう。
なかにはトラブルに発展するものもあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
【理由①】塗装面積の違い
すでにお伝えしたとおり、塗装面積は外壁塗装の費用を決めるベースとなるものです。
その一方で、塗装会社によって塗装面積の計測方法は異なります。
メジャー等のアナログな方法で計測する塗装会社もあれば、当店のように専用のソフトで住宅ごとに立面図を作成し、塗装面積を算出する塗装会社もあるからです。
▼当店ではパソコン上で正確に塗装面積を算出

まずは見積もりに記載されている、塗装面積(㎡)に違いはないかよくご確認ください。
また、塗装面積の計測方法についても確認するのがおすすめです。
【理由②】塗料メーカーや製品による違い
同じ無機塗料でも、メーカーや製品によって塗料の本体価格は異なります。
そして、高性能な塗料ほど1缶の値段は高くなりやすいです。
見積もりに記載されている塗料名をインターネットで検索したり、塗料のカタログを見たりして、その性能の違いに注目してみるとよいでしょう。
【理由③】塗布量の違い
外壁塗装では、製品ごとに「1㎡に対して必要な塗料の量(塗布量:とふりょう)」が塗料メーカーによって厳密に決められています。
塗料は、決められた塗膜の厚みを出すことで、その性能が発揮されるからです。
つまり、塗布量を守らなければ、不具合が発生するリスクが高くなります。
言うまでもなく、塗布量によっても無機塗料の費用は変わります。
ここで重要なのが「塗布量を守っているかどうか」です。
塗料代が安くても、高くても、塗布量を守っていなければ意味がありません。悪質な塗装会社の中には、コスト削減のために塗布量を守らないところもあるようです。
まずは、各塗料の正しい塗布量を調べてみましょう。
一般的に塗布量は、塗料のWebページやカタログに記載されています。
ただし、劣化状況によっても塗布量が左右されることがあるためご注意ください。
例えば、外壁が傷むと下地が塗料を吸い込んでしまうため、厚みを出すために通常よりも多くの塗料を必要とするケースがあります。
そこで塗布量の項目に違和感があったら、塗装会社に尋ねてみるのがよいでしょう。
信頼できる塗装会社であれば、
「この塗料の適正な塗布量が○○なので、お住まいで計算すると――」
「下地の劣化が進行しているので、塗料が通常よりも多めに必要で――」
といったように、その理由をわかりやすく説明してくれるはずです。
【理由④】塗り回数の違い
一般的に外壁塗装では「3回塗り※」が基本です。
※製品や外壁の劣化状況によっても変わります
①下塗り
↓<乾燥>
②中塗り(=上塗り1回目)
↓<乾燥>
③上塗り(=上塗り2回目)
塗布量と同じく、正しい塗り回数を守らない場合も、塗装の不具合につながります。
しかし悪質な塗装会社の中には、下塗りを省いたり、本来2回行なう必要がある上塗り工程を1回しか行なわないなど、手抜き工事をするところもあるようです。
そこで無機塗料の費用が安い場合は、塗り回数についても確認をおすすめします。
塗り回数も、Webページやカタログに記載されていることが多いです。
見積もりに「下塗り」や「上塗り2回(2回塗り/中塗り+上塗り)」といった記載があれば安心でしょう。
【理由⑤】塗装会社による違い
塗装会社の細かな違いが、塗料の費用に表れている場合があります。
例えば、以下のような部分です。
・塗料の仕入れ先と仕入れ値(塗料メーカーと直接取引 or 代理店経由 など)
・取引量(大量に仕入れて安くしている など)
・塗料の流通経路(輸送コストの差)
・地域差(人件費や物価の差)
・塗装会社の経営方針(利益を堅実に確保 or 価格競争を重視する など)
さらに昨今では、石油由来の原料や物流コストの高騰によって、各塗料メーカーが価格改定を次々に実施しています。
世界情勢の影響を受け、費用が高くなっている可能性もあるでしょう。
このように、たとえ同じ無機塗料の見積もりでも、金額に差が出ることがあります。
重要なのは、その差の理由が塗装面積の計測ミスや、オーバースペックな塗料の提案、手抜き工事など、依頼する側にとって不利益になるものでないか見極めることです。
相見積もりを比較する際はただ「高い・安い」で判断するのではなく、
「なぜその金額になっているのか」
ということも冷静に考えて選ぶと後悔が少ないでしょう。
無機塗料を選ぶメリットとおすすめの住宅
ここまでの解説で、無機塗料がいかに高価か、具体的に把握できたかと思います。
では、なぜそれほどまでに高価なのでしょうか。
一番の理由は、塗料の中でもトップクラスの耐候性や汚れにくさといった美観維持性など、塗料自体が持つ「性能の高さ」にあります。
特に「しばらく外壁塗装をしないで済むようにしたい」という方におすすめです。
ここではあらためて無機塗料を選ぶメリットをおさらいし、相性の良いおすすめの住宅について触れていきたいと思います。
「無機塗料」とは
まず「無機塗料とは何か」について一度整理しておきます。
無機塗料とは、一般的に無機物を主成分とした塗料のことで、「変性無機塗料」や「無機ハイブリッド塗料」とも呼ばれることがあります。
無機物は、炭素を中心に構成されている有機物「以外の物質」のこと。身近な例では、ガラスや鉱物が挙げられます。
ここで気になるのが「なぜ無機物なのか?」ではないでしょうか。
それは無機物が、塗料の主な劣化要因である紫外線や雨風など「環境由来のダメージに強い(=耐候性が高い)」という性質を持っているからです。
住宅の窓ガラスを想像すると、わかりやすいかと思います。
常に日差しや雨風にさらされている窓ガラスですが、それでも劣化する様子はほとんどありません。
そのため無機塗料には、無機成分がガラスのように硬く丈夫な塗膜をつくり、従来の塗料よりも長期にわたって劣化しにくいといった特徴があります。
例えるなら、ガラスで外壁をコーティングするようなものといえるでしょう。
特に紫外線は、最大の劣化要因として長年、塗料業界における課題となっていました。
実際、従来の塗料(シリコン塗料やフッ素塗料など)の多くは、紫外線で劣化してしまう有機物を主成分とした「有機塗料」です。
そんな有機塗料の弱点を見事にカバーしたのが、まさにこの無機塗料というわけです。
ただし、厳密にいうと無機塗料は、100%無機物でつくられているわけではありません。
無機成分だけでは下地に密着しなかったり、塗膜が硬すぎたりと、塗料として成り立たないからです。
そこでほとんどの無機塗料には、密着性や柔軟性を持たせるために、シリコン樹脂やフッ素樹脂といった有機物が配合されています。
▼無機成分と有機成分の強み

画像参照元:ASTEC PAINTS
無機塗料のことを「無機ハイブリッド塗料」とも呼ぶのは、このように無機成分だけではないことに由来しています。
そして、無機成分と有機成分の比率は、塗料の性能を変える要素の一つです。
ある意味では、この成分調整にかかる製造コストも、無機塗料が高価になりやすい要因といえるでしょう。
無機塗料を選ぶ 5つのメリット
そんな無機塗料には、具体的にどのようなメリットがあるのか。
ここでは「5つ」に絞って解説したいと思います。
【メリット①】塗装の回数を少なくできる
無機塗料の最大の特徴といえば、やはり耐候性の高さでしょう。
実際、無機塗料の耐候年数の長さは塗料のなかでトップクラスです。
参考として無機塗料とフッ素塗料、シリコン塗料の耐候年数を比較してみます。
▼外壁塗装の主要塗料で比較する「耐候年数」
| 塗料の種類 | 耐候年数 |
|---|---|
| 無機塗料 | 約18〜25年 |
| フッ素塗料 | 約15〜18年 |
| シリコン塗料 | 約10〜13年 |
※塗料メーカーや製品によっても耐候年数は異なります
ちなみに「耐候年数(たいこうねんすう)※」とは、塗料メーカーが想定する、塗料の性能が「最大限」発揮される年数の目安です。
※「耐用年数」や「耐久年数」とも呼びます
わかりやすく、その塗料の効果が切れ始める「寿命」に近いものと考えるとよいでしょう。
外壁塗装のタイミングは、この耐候年数を一つの目安にすることが多いです。
つまり、耐候年数が長い塗料ほど、将来の塗り替え回数を少なくできるともいえます。
無機塗料の場合、次の塗装時期の目安は「約18〜25年後」。
それだけの間、外壁塗装をしないで済むため、塗装の負担をぐっと減らすことができます。
塗装の回数を最小限にしたい方にとって、無機塗料を選ぶメリットは大きいでしょう。
ただし注意したいのは、耐候年数はあくまで目安ということです。
この年数を超えたら、すぐに塗装がダメになるわけではありません。
逆に、住宅のある場所や環境によっては劣化が早まり、耐候年数よりも先に塗り替えが必要となるケースもあります。
思わぬ劣化を見過ごさないよう、無機塗料を選んでも定期的な点検を心がけましょう。
【メリット②】外壁塗装のトータルコストを安くできる
突然ですが、あと何年、今の家に住む予定でしょうか。
その家に住み続ける限り、定期的な外壁塗装は欠かせません。
「将来その家を手放すまで」といった長い目で見たときに、無機塗料を選ぶことで、生涯にかかる外壁塗装の費用を安くできる場合があります。
以下の図をご覧ください。
▼塗料の耐候年数別で見る「外壁塗装の費用」(60年の例)

こちらの図は、今の家にあと60年住むことを想定した場合、外壁塗装にかかる費用を「単価の異なる塗料ごと」に比較したものです。
①耐候年数が「7年」の塗料:単価 80万円
→80万円×塗装回数 8回(=56年間で「640万円」)
※塗装回数 9回の場合(=63年間で「720万円」)
②耐候年数が「10年」の塗料:単価 100万円
→100万円×塗装回数 6回(=60年間で「600万円」)
③耐候年数が「15年」の塗料:単価 130万円
→130万円×塗装回数 4回(=60年間で「520万円」)
ご覧のとおり、耐候年数の長い、高価な塗料ほどトータルコストは安くなっています。
今の家に長く住む予定の方ほど、無機塗料のような長持ちする塗料を選んだほうが塗装の回数を減らせ、かえって費用がお得になるということです。
さらに、外壁塗装にかかる費用は「塗料代」だけではありません。
例えば「足場代」は、工事のたびにかかる必須の費用項目です。
その相場は、2階建ての戸建て住宅で平均「約15万~20万円」ほど。塗装の頻度が増える安価な塗料を選ぶと、もちろん足場代もそのたびに発生します。
塗料以外にかかる費用を節約できる点も、無機塗料のトータルコストが安くなる理由といえます。
このとおり、将来の外壁塗装に目を向けたときに、その費用も含めて安くしたいのであれば、無機塗料は良い選択肢となるはずです。
【メリット③】色あせが少ない(色が長持ちする)
無機塗料は、色あせ・変色にも強い塗料です。
外壁が色あせてしまう理由は、主に紫外線による塗料の劣化が関係しています。
無機塗料は紫外線に強いため、他の塗料と比べても色あせがしにくいのです。
「こだわって選んだ外壁の色だから長持ちしてほしい」
そんな外壁の色を長持ちさせたい方にも、無機塗料は選ばれています。
【メリット④】汚れにくい・コケやカビが生えにくい
無機塗料は、外壁を美しく保つ「美観維持」にも優れています。
なぜなら、無機塗料の塗膜は密度が高く「汚れにくい」といった性質があるからです。
そもそも汚れの粒子が引っかかりにくく、汚れが付着しにくい外壁にしてくれます。
さらに、コケの胞子やカビ菌の付着も少ないため、外壁のコケやカビ対策にも有効です。
汚れはコケやカビの栄養分となるため、コケやカビの成長を抑える効果も期待できます。
以下は、実際に当店で取り扱っている無機塗料「超低汚染プラチナリファイン2000無機-IR(【公式】プロタイムズ)」の防カビ性能に関する試験(JIS Z 2911 かび抵抗性試験方法)の結果です。
▼無機塗料の防カビ性に関する試験結果(他の塗料との比較)

右の写真が無機塗料です。
ご覧のとおり、ほとんどカビが発生していません。
無機塗料には、高い防カビ性能が備わっていることがわかります。
そして、水になじみやすい性質も美観維持に大きく貢献しています。
塗膜が水になじみやすいと、雨が降った際に汚れと塗膜の間に雨水が入り込み、自然に汚れを浮かして洗い流してくれるからです。
外壁の汚れが気になる方や、長く美しい外壁を保ちたい方ほど、無機塗料を選ぶ価値は高いといえるでしょう。
【メリット⑤】火が燃え移りにくい
炭素の少ない無機物を使っている無機塗料は、炭素の多い有機塗料に比べ、火事の際に火が燃え移りにくい(燃えにくい)といった利点があります。
そもそも、火が燃えるのは、炭素と酸素が結びつく反応によるものです。
つまり、炭素が多いものほど燃えやすいといえます。
お家同士の間隔が狭い住宅密集地や、火災の多い地域にお住まいの方は、無機塗料を検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、無機塗料で「家が燃えなくなる」わけではないのでご注意ください。
無機塗料がおすすめの住宅
ここまでに解説した「無機塗料を選ぶメリット」のまとめとして、無機塗料が特におすすめの住宅を「3つ」に集約してご紹介します。
【おすすめ①】外壁塗装の頻度を減らしたい
外壁塗装の工事期間はおおよそ「2週間~1か月」ほど。
もちろんその間、住宅の周りは足場と飛散防止シートによって覆われます。窓からの景観が損なわれるのは、言うまでもありません。
さらに、洗濯物の外干しや窓の開閉に対する制限など、日常生活への影響も少なからず出てきます。
そんな「一大イベント」ともいえる外壁塗装。
できれば頻繁にしたくない、というのが正直なところでしょう。
無機塗料であれば、その耐候年数の長さから、将来の塗装頻度を減らすことができます。
外壁塗装をしばらくしたくない方ほど、無機塗料はおすすめです。
【おすすめ②】外壁が汚れやすい場所にある
美観維持に優れている無機塗料は、外壁が汚れやすい住宅におすすめです。
▼外壁が汚れやすい住宅(立地や環境の例)
・黄砂が多い地域
・山間部(=カビが生えやすい環境)
・池や河川が近くにある(=コケが生えやすい環境)
・自動車の排気ガスやその汚れが考えられる大型道路沿い
・工場からの煙や酸性雨が発生しやすい工業地帯
現時点で外壁の汚れが目立つ住宅は、無機塗料を検討してみてはいかがでしょうか。
【おすすめ③】外壁の色を「白系」や「濃い色」にしたい
無機塗料は「汚れが目立ちやすい色(白系)」や「色あせしやすい色(濃い色)」との相性が良いです。
特に、以下のような塗装の色をお考えの方におすすめです。
▼汚れが目立ちやすい色
●真っ白に近い色
●真っ黒に近い色
(真っ白に近い色の例①:クールホワイト)

画像引用元:AP ONLINE
(真っ白に近い色の例②:トゥルーホワイト)

画像引用元:AP ONLINE
(真っ白に近い色の例③:シルキーホワイト)

画像引用元:ASTEC PAINTS
▼色あせしやすい色
●真っ黒に近い色
●ダークカラー(深みのある暗い色:焦げ茶、濃紺、深緑 など)
●原色(真っ赤、青、緑、黄色とはっきりとした色味)
(真っ黒に近い色の例:チャコール)

画像引用元:AP ONLINE
(ダークカラーの例:パイオニア)

画像引用元:AP ONLINE
(原色のような濃い色の例:マウンテンブルー)

画像引用元:ASTEC PAINTS
ここで挙げた色は、どれも外壁塗装では人気のカラーです。
そして、選んだ方のほとんどが、汚れにくい低汚染性の塗料を選びます。
せっかく外壁の色をおしゃれにするのであれば、
「汚れにくい、色あせが少ない無難な色」
「好みじゃないけど失敗しない色」
を選ぶのではなく、
「好きな色や気に入った色で長持ちする塗料」
を選んではいかがでしょうか。
そのほうが、満足のいく外壁塗装になりやすいです。
外壁の色で妥協したくない方ほど、無機塗料は最適な選択といえるでしょう。
(補足)「無機塗料・フッ素塗料・シリコン塗料」のおすすめ住宅まとめ
最後に「無機塗料」と「フッ素塗料」「シリコン塗料」で迷っている方向けに、それぞれおすすめの住宅を整理してみました。
ぜひ塗料選びの参考にしてみてください。
▼無機塗料/フッ素塗料/シリコン塗料のおすすめ住宅
| 塗料の種類 | おすすめ |
| 無機塗料 | ・予算がある ・外壁塗装のトータルコストを抑えたい ・外壁が汚れやすい環境や色 ・外壁が色あせしやすい色 ・カビやコケが生えやすい環境 ・日当たりが強い環境(紫外線が多い) ・酸性雨が降る地域 ・外壁塗装の頻度を減らしたい ・定期的に外壁塗装できない (遠方に住んでいる 等) ・「20年以上」は住み続ける予定 |
| フッ素塗料 | ・無機塗料ほどの予算がない ・外壁が汚れやすい環境や色 ・外壁が色あせしやすい色 ・カビやコケが生えやすい環境 ・日当たりが強い環境(紫外線が多い) ・酸性雨が降る地域 ・「18年前後」で住宅を売却する予定 |
| シリコン塗料 | ・予算がない (とにかく初期費用を抑えたい) ・外壁の色にこだわりたい (カラーバリエーションが豊富) ・外壁をこまめに塗り替えたい (色替えを楽しみたい方) ・「13年前後」で住宅を売却する予定 |
ただし、後悔のない塗料選びには、以下のような要素も考慮する必要があります。
▼塗料を選ぶ際の基準(一例)
・予算
・住宅のある環境と劣化状況(=外壁を劣化させる主な要因)
・外壁材と塗料の相性
・日常生活で解消したい悩み(=遮熱性や防音性のある塗料の提案)
・今後のライフプランと塗装の希望頻度(=塗料の耐候年数)
そこで塗料を選ぶ際は、塗装会社のアドバイスも参考にしてみてはいかがでしょうか。
当店でも、塗料選びに関するご相談をいつでも受け付けています。
「我が家に最適な塗料を教えてほしい」
「無機塗料かフッ素塗料かで迷っている」
「遮熱効果もある無機塗料を探している」
このようなお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
住宅の状態を確認したうえで、最適な塗料をご提案いたします。
無機塗料を選ぶ際の5つの注意点とトラブル事例
現時点で「無機塗料を選びたい」と考えている方は多いかもしれません。
しかし、無機塗料を選んで後悔される方も、中にはいらっしゃいます。
住宅との相性や製品の内容、塗装会社の選び方によっては、無機塗料の良さが発揮されず、選ぶメリットも少なくなってしまうからです。
利益のためだけに無機塗料を提案してくる塗装会社も少なくありません。
「とにかく無機塗料を選んでおけば大丈夫です」
「無機塗料なら間違いありません」
そう根拠も無く言ってくる塗装会社にはご注意ください。
安心してまかせられる塗装会社を見極めるためにも、無機塗料を選んで後悔しないためにも、次の注意点について理解しておくことが大切です。
①無機塗料と相性の悪い住宅もある
▼無機塗料のトラブル事例
・塗膜の「ひび割れ」が発生する(相性の悪い住宅への施工)
・塗装の「早期劣化」が起こる(対象でない外壁材への施工)
無機塗料は、ガラスや鉱石のように硬い塗膜をつくります。
そのため、有機塗料と比べて柔軟性が低く「ひび割れしやすい」といった欠点があります。
特に以下のような住宅だと「ひび割れ」が発生しやすいため注意しましょう。
▼ひび割れしやすい住宅の例
・大型トラックが頻繁に通る「道路沿い」の住宅
・新幹線や電車などの振動が多い「線路沿い」の住宅
・地震が多い地域の住宅
・寒暖差が大きい土地の住宅
(住宅は温度変化によって膨張と収縮を繰り返すため)
ただし、柔軟性をより高めることで、ひび割れを抑えるなど無機塗料も進化しています。
上記の住宅であっても、まずは一度、塗装会社に相談するのがよいでしょう。
このとき、相談先は地元の塗装会社をおすすめします。
地域密着の塗装会社なら、その土地特有の劣化要因や住宅事情に精通しており、より的確な塗料選びをしてもらえるからです。
もう一つ、無機塗料を選ぶ際は「外壁材の種類」にも注意しなければなりません。
製品によって、使用できる外壁材の種類も異なるからです。使用不可の外壁材に使うと、塗装の早期劣化など不具合が考えられます。
例として、当店で取り扱っている無機塗料に対応している外壁材の種類を見てみましょう。
▼「超低汚染プラチナリファイン2000無機-IR」の対応素材(外壁材の種類)
●窯業系サイディング
●モルタル
●ALC(軽量気泡コンクリート)
●コンクリート
●金属サイディング
(カラー鋼板※フッ素鋼板は除く・ガルバリウム鋼板・ステンレス・アルミニウム)
●波形スレート
対応している外壁材の種類は、製品のWebページやカタログに記載されています。
基本的に塗装会社は、外壁材の種類を確認したうえで無機塗料を提案するものですが、念のため自分の目でも確認するのが確実でしょう。
無機塗料を選ぶ際は、住宅との相性や外壁材の種類にご注目ください。
②メーカーや製品によって性能は異なる
▼無機塗料のトラブル事例
・粗悪な無機塗料を提案される
・無機塗料でない塗料を提案される(少量の無機を配合した有機塗料 など)
残念ながら、すべての無機塗料が「高耐久&高性能」とは限りません。
無機塗料の性能は、メーカーや製品によって異なるからです。
そのため、塗装会社から提案された無機塗料が、性能が低く価格だけは高い「粗悪な無機塗料」ではないか注意する必要があります。
以下は、当店の無機塗料(超低汚染プラチナリファイン2000無機-IR)を使った「雨筋汚れに対する試験」の結果です。
▼屋外暴露雨筋試験(1年経過後比較)

画像引用元:プロタイムズ|超低汚染プラチナリファイン2000無機-IR
同じ無機塗料でも、他メーカーのもの(一番右)は、シリコン塗料やフッ素塗料と同等の汚れが見られます。
美観維持に優れているはずの無機塗料で、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
その理由は「無機塗料」の定義の曖昧さにあります。
一般的に無機塗料というと、無機成分がベース(主成分)になっている塗料を指しますが、これは法的な定義というわけではありません。
つまり極端な話「無機成分が少しでも入っていれば無機塗料」と言うことも可能なのです。
ただし、無機塗料の性能は、無機成分と有機成分の比率によって決まります。
無機成分が少なければ、それだけ耐候性や美観維持性も低くなります。
それこそが、性能と価格が釣り合わない「粗悪な無機塗料」の正体というわけです。
また、もう一つ知っておきたいのが、「無機配合型フッ素塗料」といった塗料もあるということです。
「無機塗料なの?フッ素塗料なの?」と思った方もいるでしょう。
この無機配合型フッ素塗料は、あくまでフッ素塗料に分類される塗料です。
理由は単純で、塗料のベースが「フッ素樹脂」だからです。
知識がないのをいいことに「粗悪な無機塗料」や、こうした「無機成分は入っているけどほとんど有機成分の有機塗料」を”無機塗料”として高額な見積もりを提出する悪質な塗装会社も存在します。
「無機」と書いてあっても、きちんとその性能を確認するようにしましょう。
特に、無機塗料の性能に関する試験データなど、具体的な根拠が明示されているかどうかは、無機塗料を選ぶうえで良い判断基準となるためおすすめです。
③塗装会社によって仕上がりの良し悪しが変わる
▼無機塗料のトラブル事例
・手抜き工事による「塗装の早期劣化」が起こる
・職人の技術不足による「塗りムラ(色ムラ)」が発生する
どれほど高性能な塗料でも、施工方法が適切でなければ、本来の性能も発揮されません。
つまり、塗装会社によって仕上がりには大きな差が出るといえます。
例えば、下地処理が不十分だったり、塗料の乾燥時間を守らなかったり、このような手抜き工事をする塗装会社では、無機塗料の性能を引き出せないだけでなく、塗装の早期劣化といったリスクも考えられます。
さらに無機塗料は、塗料の中でも施工難易度が高い塗料です。
塗料の伸びがあまり良くなく、硬化も早いため、経験の浅い職人が施工すると塗膜が均一にならず、塗りムラが目立つことがあります。
加えて、高圧洗浄や下地処理といった前工程の質も、仕上がりに大きく影響します。
下塗り材についても、下地の状態を見極めて適切に選ぶ判断力が職人には必要です。
つまり、無機塗装を良い仕上がりにするには、熟練の施工技術と豊富な施工経験によるスピード感を持つ職人が欠かせません。
そこで無機塗料の外壁塗装を成功させるために塗装会社選びで注目したいのが、
「無機塗料を使った施工実績は豊富か」
「施工技術や塗装品質に強みのある会社か」
といった点です。
特に、ホームページ等で具体的な無機塗料の施工事例が多く紹介されている会社は、一つの良い判断材料となるでしょう。
当店も、無機塗料を使った外壁塗装の施工事例をホームページで積極的に公開しています。
▼無機塗料による外壁塗装の施工事例(大分市 K様邸)

【施工内容】外壁塗装/付帯部塗装/ベランダ防水工事/その他(ポスト、塀 など)
【期間】約1か月
【使用塗料】超低汚染プラチナリファイン2000無機-IR(外壁)
【色】ウィザードコッパー/クールホワイト(外壁:ツートンカラー)
クールホワイト(付帯部)
詳細はこちらからご覧いただけます。
▼無機塗料による外壁塗装の施工事例(大分市 N様邸)

【施工内容】外壁塗装/屋根塗装/付帯部塗装/ベランダ防水工事
【期間】約1か月
【使用塗料】超低汚染プラチナリファイン2000無機-IR(外壁)
【色】スレートブルー/ニンバス(外壁:ツートンカラー)
詳細はこちらからご覧いただけます。
その他の施工事例は、以下のページをご覧ください。
④次回の塗装時に適切な下塗り材の選定が必要
▼無機塗料のトラブル事例
(次回の外壁塗装で)不適切な下塗り材を提案される
(次回の外壁塗装で)塗料の密着不良→塗膜のはがれが起こる
無機塗料を使用した際は、次回の塗装時にその旨を施工会社に伝えなければなりません。
専用の下塗り材で、密着性を高める必要があるからです。
下塗り材が適切でないと、密着不良で塗膜の剥がれが発生するおそれがあります。
次も同じ塗装会社であれば問題ありませんが、そうでない場合に備えて外壁塗装工事の書類を手元に残しておき、無機塗料を使用したことを忘れないようにしましょう。
当店では、外壁塗装工事のあらゆる情報と書類を一冊にまとめた『住宅履歴情報ファイル』を施工後にお渡ししています。
このようなファイルを自分でつくるのもおすすめです。
▼「住宅履歴情報ファイル」の内容
・見積もり書
・工事工程表/工事事項指示書
・プロタイムズ保証書
・外装劣化調査診断報告書
・塗装工事等完了届 兼 完了検査同意書
・請求書
・工事請負契約書
・工事引渡確認書
・打ち合わせ記録シート
・工事完了報告書
・塗り替え交換日記 など

⑤無機塗料でも保証期間が長いとは限らない
▼無機塗料のトラブル事例
・保証が無い
・保証期間が短い
・保証内容が不十分(保証の対象範囲や条件が限定的 など)
保証の有無や内容についても、事前に確認することをおすすめします。
基本的に保証は、塗装会社によって内容が異なるからです。
保証がない塗装会社もゼロではなく、保証があっても期間が短いものや、保証の対象範囲や条件が限られていて、使いづらい例も少なくありません。
それは無機塗料でも同じことが言えます。
耐候年数が長い塗料だからといって「保証期間が長い」とは思わないようにしましょう。
例えば、外壁塗装の保証は主に「製品保証」と「工事保証」の2種類に分けられますが、「製品保証」だけしかないという塗装会社も実際に存在します。
①製品保証(塗料保証)
→塗料メーカーによる保証。
使用した塗料に問題があった場合に「塗料代を上限」に保証するもの。
②工事保証(施工保証)
→塗装会社による保証。
保証期間中に塗装の不具合が見られた場合※に、その工事に対して塗装会社が保証するもの。
※塗装工事の不備や施工ミスが原因で不具合が発生した場合に限ります
保証の内容がしっかりしていれば、それだけ施工に自信があるとも捉えられます。
つまり、保証からその塗装会社の外壁塗装に対する姿勢がわかり、信頼できる塗装会社を選ぶ良い判断材料にもなるということです。
無機塗料を選ぶ際は、保証の内容にも注意して細かくチェックするようにしましょう。
当店では、お客様の長期的な安心感のために「W保証」という体制を取っています。
「W保証」とは、塗装会社が保証する工事保証を、大手塗料メーカーでもある「アステックペイント」が連携してサポートしてくれるというもの。
アステックペイント側にも、お客様の工事情報(使用した塗料や施工内容、当時の劣化状況 など)を共有しておくことで、どのような状況でも迅速に保証対応ができる体制を整え、さらに長期的に保証制度を維持することができます。
当店の保証について、詳しくは以下のページをご覧ください。
無機塗料の外壁塗装は「佐藤塗工/プロタイムズ大分大道店」へ!
大分市で無機塗料の外壁塗装をお考えの方は、地域密着で無機塗装の施工実績が多い「佐藤塗工/プロタイムズ大分大道店」へおまかせください。
▼当店の無機塗料プラン「ダイヤモンド無機プラン」
【使用塗料】低汚染プラチナリファイン2000無機-IR
【耐久年数】26年~
【保証年数】10年
【費用目安※】80万円〜
※外壁面積が「約100㎡」の場合
※足場代/高圧洗浄代 込み
※諸経費/コーキング/付帯部塗装/ベランダ防水工事は別途
その他の塗料プラン↓↓↓
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